中小企業向けの経費精算システムとは、経費申請・承認・仕訳入力などの業務を効率化し、経理担当者の負担を軽減できるシステムです。
中小企業では経理担当者が限られているケースも多く、経費精算業務に時間や手間がかかりやすい傾向があります。経費精算システムを導入すれば、申請から承認、会計処理までを一元管理できます。
一方で、製品ごとに機能や料金体系が異なるため、「どのシステムが自社に合うのかわからない」「導入費用や月額料金の目安を知りたい」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、中小企業におすすめの経費精算システム14選を比較し、料金・選び方・無料プランの有無までわかりやすく解説します。自社に合ったシステムを選びたい総務・経理担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
経費精算システムとは?中小企業に必要とされる理由

経費精算システムとは、経費や交通費の申請・承認・精算業務を効率化できるクラウド型ツールです。
紙やExcelでおこなっていた経費精算をデジタル化し、申請者・承認者・経理担当者それぞれの負担を軽減できます。
主な機能として、以下が挙げられます。
- スマホでの領収書撮影
- AI-OCRによるデータ化
- 自動仕訳
- 承認ワークフロー
- 会計ソフト連携
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応
中小企業では、経理担当者が総務や労務を兼任しているケースも多く、経費精算に十分な工数を割きにくい傾向があります。さらに、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応により、従来の紙・Excel運用では管理負担が大きくなっている企業も少なくありません。
経費精算システムを導入すれば、申請から承認、仕訳入力、会計処理までを一元化でき、業務効率化と法令対応を同時に進めやすくなります。
中小企業向け経費精算システム比較表14選
ここでは、中小企業におすすめの経費精算システム14製品を紹介します。料金や最低利用人数、法令対応状況などを比較しやすいよう一覧にまとめました。
自社の従業員規模や予算、必要な機能を整理したうえで、比較検討の参考にしてください。
| 製品名 | 初期費用(税込) | 月額料金(税込) | 最低利用人数 | 無料トライアル | 電帳法/インボイス | 主な連携先 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 経費BANK | 無し | 10IDのご利時:3,300円〜 | 10ID〜 | 有り | 対応 | OPEN21deシリーズ、スーパーカクテルなど |
| ジョブカン経費精算 | 無し | 1ユーザあたり:440円 | ー | 有り | 対応 | Amazonビジネス、Googleアカウントなど |
| invox経費精算 | 無し | 1アクティブユーザあたり:330円 ※月額基本料金 ・ミニマム:2,178円 ・アクティブ:10,780円 ・プロフェッショナル:32,780円 | ー(ユーザー数無制限) | 有り | 対応 | マネーフォワードクラウド、PCAクラウドなど |
| マネーフォワード クラウド経費 | 無し | ・スモールビジネスプラン (年払い):アカウント数3名 4,928円 ・ビジネスプラン (年払い):アカウント数 5名 7,128円 → 6名以上から550円/名 | 1名 | 有り | 対応 | マネーフォワード クラウド会計、freeeなど |
| rakumoケイヒ | 無し | 1ユーザーあたり330円 | ー | 有り | 対応 | rakumoワークフロー、rakumoカレンダーなど |
| TOKIUM経費精算 | 有り(要問い合わせ) | ※月額基本料金11,000円 ※従量課金制(領収書の件数で変動) | ー | 無し | 対応 | 勘定奉行、Companyなど |
| バクラク経費精算 | 無し | 33,000円~ | ー | 無し | 対応 | 三井住友コーポレートカード、三井住友パーチェシングカードなど |
| freee経費精算 | 無し | ※基本料金8,250円 ※ID料金 1ユーザーあたり:605円~715円 | ー | 有り | 対応 | LINE、Slackなど |
| 楽楽精算 | 110,000円 | 33,000円~ | ー | 無し | 対応 | 勘定奉行シリーズ、弥生会計など |
| ハーモス経費 | 無し | ※基本料金ユーザー50名まで :31,900円 | ー | 有り | 対応 | ハーモスシリーズ、IFS Applicationsなど |
| ジンジャー経費 | 有り | 1ユーザーあたり:330円〜 | 10名 | 有り | 対応 | マネーフォワードクラウド会計、freeeなど |
| Concur Expense Standard | 無し | 55,000円台〜 | ー | 有り | 対応 | QRコード決済アプリ、ホテル手配など |
| 経費の獅子 | 無し(設定代行プランの利用、個別でのレクチャーの利用時は発生) | 1ユーザーあたり:月額330円〜 | ー | 有り | 電子帳簿保存法に対応 | 勤怠管理サービス「勤労の獅子」とのAPI連携 |
| BIZUTTO経費 | 110,000円 | 1ユーザーあたり:440円 | 10名 | 有り | 対応 | 会計ソフト、駅すぱあと®など |
【低コスト・少人数から導入できる】経費精算システム5選
初期費用を抑えて導入したい中小企業向けに、低コストで始めやすい経費精算システムを5製品紹介します。「まずは小規模から導入したい」「費用対効果を見ながら段階的に広げたい」という企業は、月額料金・最低利用人数・無料トライアルの有無を中心に比較すると選びやすくなります。
経費BANK

出典:経費BANK|SBIビジネス・ソリューションズ株式会社
経費BANKとは、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供する経費精算システムです。10ID単位で契約でき、年額プランなら月額3,300円(税込)から導入できます。
特徴は、クレジットカードやSuica・PASMOなどの利用履歴をワンクリックで取得できる点です。手入力の手間を削減できるため、申請者・経理担当者双方の負担軽減につながります。
コストを抑えながら交通費・経費精算を効率化したい中小企業に適しています。
| 特徴 | クレジットカードやSuica・PASMOの利用履歴をワンクリックで取得可能 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:3,300円(税込)~ ※年額プランの場合 |
| 最低利用人数 | 10ID単位 |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・OPEN21deシリーズ ・スーパーカクテル ・SAPシリーズ ・SMILE ・OBIC7 |
| 推奨企業規模 | 小規模〜中規模企業(10ID単位のため従業員数10名以上の企業) |
ジョブカン経費精算
ジョブカン経費精算は、株式会社DONUTSが提供する経費精算システムです。初期費用・サポート費用は無料で1ユーザーあたり月額440円(税込)から利用できます。
スマホアプリやブラウザから申請・承認できるため、外出先やテレワーク環境でも使いやすい点が特徴です。交通費明細や仕訳データ、FBデータの自動作成機能を備えており、経理業務の効率化にも役立ちます。
低コストで導入できるため、初めて経費精算システムを導入する企業に適しています。
| 特徴 | アプリやブラウザからの申請・承認に対応 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:1ユーザあたり月額440円(税込) |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・Amazonビジネス ・Googleアカウント ・Google Workspace ・コーポレートカード |
| 推奨企業規模 | 小規模〜中規模企業 |
invox経費精算
invox経費精算とは、株式会社invoxが提供する経費精算システムです。
ミニマム・ベーシック・プロフェッショナルの3つのプランが用意されており、いずれも初期費用は無料で、ユーザー数は無制限です。ミニマムプランは月額2,178円(税込)から利用できます。
特徴は導入サポートパックを提供している点です。3か月間の導入サポートパックが用意されているため、システム導入に不安がある企業でも安心して運用を始められます。
| 特徴 | 導入サポートパックを提供 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:1アクティブユーザあたり:330円 ※月額基本料金 ・ミニマム:2,178円 ・アクティブ:10,780円 ・プロフェッショナル:32,780円 |
| 最低利用人数 | 記載なし(ユーザー数無制限) |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・マネーフォワードクラウド ・PCAクラウド ・OBIC7 ・財務応援R4 |
| 推奨企業規模 | 小規模〜中規模企業 |
マネーフォワード クラウド経費

出典:マネーフォワード クラウド経費|株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド経費は、株式会社マネーフォワードが提供する経費精算システムです。1名から利用できる小規模法人向けプランがあり、従業員数の少ない企業でも導入しやすいでしょう。
チャット・メールサポートやヘルプサイトが充実しており、設定や操作で困った際も対応しやすい点が特徴です。会計ソフトとの連携にも優れているため、バックオフィス全体の効率化も期待できます。
| 特徴 | サポートが充実している |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金: ・スモールビジネスプラン(年払い) アカウント数3名 4,928円 ・ビジネスプラン(年払い) アカウント数5名 7,128円→ 6名以上から550円/名 |
| 最低利用人数 | 1名 |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・マネーフォワード クラウド会計 ・freee ・弥生会計 ・勘定奉行 ・PCA会計 |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
rakumoケイヒ

rakumoケイヒは、rakumo株式会社が提供する、Google Workspaceを利用している企業向けの経費精算システムです。初期費用はかからず、1ユーザー月額330円(税込)で利用できます。
特徴は、Google Workspace と連携できる点です。Google カレンダーやGoogle ドライブとの連携が可能になるため、普段の業務環境を変えずに経費精算を効率化できます。
| 特徴 | Google Workspace と連携できる |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:1ユーザーあたり月額330円(税込) |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・rakumoワークフロー ・rakumoカレンダー |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
【領収書処理を自動化・代行したい】経費精算システム5選
ここでは、領収書の手入力を減らしたい企業や、経理担当者の確認・仕訳業務を効率化したい中小企業向けに、領収書処理の自動化や代行機能に強みを持つ経費精算システムを5製品紹介します。
AI-OCRによる読み取り精度、申請チェックの自動化、原本回収・保管対応などは製品ごとに差があります。自社の領収書枚数や経理体制に合わせて比較検討しましょう。
TOKIUM経費精算

TOKIUM経費精算は、領収書処理の効率化と経理部門の業務削減に強みを持つ経費精算システムです。領収書のデータ化から原本管理まで一括で対応でき、紙運用が残っている企業でも導入しやすい設計です。
料金は初期費用に加え、月額料金11,000円(税込)と領収書件数に応じた従量課金制です。ユーザー数ではなく処理件数ベースで費用が決まります。
特徴は、AIエージェントが申請作業を代行する点です。社内規程に沿った移動経路や宿泊先の提案、承認作業の代行ができ、従業員や経理担当者の業務負担を軽減します。
| 特徴 | AIエージェントが申請作業を代行 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:有り(要問い合わせ) 月額料金:11,000円(税込) + 従量課金制(領収書の件数で変動) |
| 最低利用人数 | ー(アカウント数は無制限で利用可能) |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・勘定奉行 ・Company ・SuperStream-NX ・SAP ・freee |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
バクラク経費精算
バクラク経費精算とは、株式会社LayerXが提供する経費精算システムです。AIを活用した申請チェックや入力補助に強みを持ちます。申請内容の確認作業を効率化し、承認者・経理担当者の負担軽減につなげられます。
月額33,000円(税込)~利用でき、利用規模によって料金が変動するため、詳細は問い合わせが必要です。
AIによる一次チェックや入力補助機能により、差し戻し削減や承認スピード向上を図りたい企業に適しています。
| 特徴 | AIが申請の一次チェックや承認を代行 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:月額33,000円(税込)〜 ※ 年間契約、12ヶ月分を一括払いとなります |
| 最低利用人数 | ー |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・三井住友コーポレートカード ・三井住友パーチェシングカード ・JCBコーポレートカード |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
freee経費精算

freee経費精算とは、フリー株式会社が提供する経費精算システムです。freee会計との連携性に優れており、経費申請から会計処理まで一気通貫で進めやすく、バックオフィス全体を効率化できます。
料金は基本料金と利用人数に応じたID料金で構成されており、年払いの場合は月額8,250円(税込)から利用できます。利用人数に応じて費用が変動するため、詳細は公式サイトをご確認ください。
特徴は、AI-OCRによるインボイスの自動分類が可能な点です。国税庁のデータと照合しながらインボイスの判定や税区分の自動処理を実施できるため、正確な税区分管理と法令対応を実現できます。法令対応と入力負担の削減を両立したい企業に向いています。
| 特徴 | AI-OCRによるインボイスの自動分類が可能 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金: ※基本料金8,250円(税込) ※ID料金1ユーザーあたり:605円~715円(税込) いずれも年払いの場合 |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・LINE ・Slack |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
楽楽精算

出典:楽楽精算|株式会社ラクス
楽楽精算は、株式会社ラクスが提供するAI搭載のクラウド型経費精算システムです。業界・業種や企業規模を問わず、幅広い企業で利用されています。
既存の申請フローや社内ルールに合わせて細かく設定しやすく、現行運用を大きく変えずに導入しやすい点が特徴です。初期費用110,000円(税込)、月額33,000円(税込)から利用できます。
AI-OCRでのスマホ領収書の読取や、AIエージェントによる自動の伝票作成に対応しており、ワークフロー機能も充実しているため、申請件数が多く、部門ごとの承認フローが複雑な企業にも適しています。
| 特徴 | 高いカスタマイズ性 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:110,000円(税込) 月額料金:33,000円(税込)~ |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・勘定奉行シリーズ ・弥生会計 ・OBIC7 ・HUE/HUE Classic ・PCAシリーズ |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
ハーモス経費

ハーモス経費とは、株式会社ビズリーチが提供する経費精算システムです。経費精算だけでなく交通費申請や請求書管理にも対応しており、バックオフィス業務全体をまとめて効率化したい企業に向いています。月額31,900円(税込)から利用でき、利用人数に応じて料金が変動します。
特徴は、回数制限なしの通話サポートを利用できる点です。運用開始後も専任の担当者によるサポートがあるため、初めて経費精算システムを導入する企業や、サポート体制を重視したい企業に適しています。
| 特徴 | 回数制限なしの通話サポートを利用できる |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:0円 月額料金: ※基本料金31,900円(税込)~ ※利用人数によって変動 |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・ハーモスシリーズ ・IFS Applications ・勘定奉行クラウド ・PCA会計 ※100種類以上の会計システムと連携可能 |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
【既存システムとの連携を重視したい】経費精算システム4選
すでに会計ソフト・勤怠管理システム・給与計算ソフトなどを利用している企業は、既存システムと連携しやすい経費精算システムを選ぶことが重要です。データ連携がスムーズになれば、二重入力や転記ミスを防ぎ、経理業務全体の効率化を促します。
ここでは、他システムとの連携性を重視したい中小企業向けに、おすすめの経費精算システムを4製品紹介します。現在利用しているシステムとの相性も確認しながら比較してみてください。
ジンジャー経費

ジンジャー経費は、jinjer株式会社が提供する経費精算システムです。シンプルでわかりやすい画面設計となっており、パソコン・スマホアプリのどちらからでも操作できます。
マネーフォワード クラウド会計、freee、弥生会計、勘定奉行、PCA会計など主要な会計ソフトと連携でき、仕訳データの入力負担を軽減します。
特徴は海外出張精算にも対応している点です。英語やタイ語、インドネシア語、ベトナム語など複数言語に対応しているため、海外拠点を持つ企業やグローバルに事業を展開する企業もスムーズに運用できます。
| 特徴 | 海外出張精算にも対応 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:有り 月額料金:330円(税込)×利用人数 |
| 最低利用人数 | 10名 |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・マネーフォワードクラウド会計 ・freee ・弥生会計 ・勘定奉行 ・PCA会計 |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅・大企業 |
Concur Expense Standard

出典:Concur Expense Standard|SAP Concur
Concur Expense Standardとは、SAP Concurが提供する経費精算システムです。
外部サービスとの連携範囲が広く、経費・交通費の申請や承認を一元管理できます。経費・交通費の申請や承認を一元管理できます。
特徴は、QRコード決済アプリやホテル手配、タクシー配車、交通系ICカード、法人カードなどと連携し、利用明細を自動で取り込める点です。
これらの利用明細は自動でConcur Expenseに取り込まれるため、手入力の手間を削減できます。出張や移動が多い企業では、申請作業の効率化につながるでしょう。
| 特徴 | 幅広いサービスと連携できる |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し 月額料金:55,000円台(税込)〜 |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・QRコード決済アプリ ・ホテル手配 ・タクシー配車 ・会計ソフト ・交通系ICカード ・クレジットカード |
| 推奨企業規模 | 中堅中小企業 |
経費の獅子

経費の獅子は、エス・エー・エス株式会社が提供する経費精算システムです。申請経路の分岐・作成や規定違反チェック、プロジェクト設定など、さまざまな機能が搭載されています。
特徴は、専任コンサルタントによる充実したサポート体制です。初期設定や運用開始時の支援に加え、設定代行プランも用意されているため、システム導入に不安がある企業でも安心して始めやすいでしょう。
| 特徴 | 専任のコンサルタントによる手厚いサポート体制 |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:無し(設定代行プランの利用、個別でのレクチャーの利用時は発生) 月額料金:1ユーザーあたり330円(税込)~ ※詳細は問い合わせ |
| 最低利用人数 | 記載なし |
| 電帳法/インボイス対応 | 電子帳簿保存法に対応 |
| 主な連携先 | 勤怠管理サービス「勤労の獅子」とのAPI連携 |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅企業 |
BIZUTTO経費

出典:BIZUTTO経費|アルプス システム インテグレーション株式会社
BIZUTTO経費は、アルプス システム インテグレーション株式会社が提供する経費精算システムです。わかりやすい操作画面、経費申請を入力する際のアシスト機能により、入力ミスを防ぎながら申請業務を進められます。
特徴は、カスタマーサクセスチームにメールやWeb会議で何度でも相談できる点です。さらに、最新の操作マニュアルや活用情報を確認できる専用サイトも用意されているため、導入後も安心して運用できます。
| 特徴 | カスタマーサクセスチームにメールやWeb会議で何度でも相談できる |
|---|---|
| 料金プラン | 初期費用:初期費用110,000円 (税込) 月額料金:1ユーザーあたり440円(税込) ※上記は100ユーザーご契約の場合のモデルケースです。料金プランはユーザー数10名ごとに設定されています。 |
| 最低利用人数 | 10名 |
| 電帳法/インボイス対応 | 対応 |
| 主な連携先 | ・会計ソフト・駅すぱあと® |
| 推奨企業規模 | 小規模企業〜中堅企業 |
中小企業の経費精算でよくある課題

中小企業では、人員や時間に限りがあるなかで経費精算業務を回しているケースが多く、業務負担や運用面の課題が生じやすい傾向があります。特に、法対応や紙運用、承認フローの属人化は多くの企業で共通する悩みです。
ここでは、中小企業の経費精算でよく見られる代表的な課題を4つ紹介します。
経理担当者が他業務を兼任しており時間を確保しにくい
中小企業では、経理担当者が総務・人事・労務などを兼任しているケースも多く、経費精算業務に十分な時間を割きにくい傾向があります。申請内容の確認や仕訳入力が後回しになり、月末月初に業務が集中しやすい点が課題です。
担当者個人に業務が集中すると属人化しやすく、不在時に処理が止まるリスクもあります。確認漏れや入力ミスが起こりやすくなり、結果として残業が増加するケースもあるでしょう。
法対応(電帳法・インボイス)の負担が大きい
中小企業では、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応負担が大きい点も課題です。日常業務と並行して制度対応を進める必要があり、担当者の負荷が高まりやすくなります。
具体的に満たすべき主な要件は以下のとおりです。
- メールやWebダウンロード、電子請求書などで受領した書類をデータで保存する(電子取引の保存義務化)
- 「日付」「金額」「取引先」で検索できる状態を確保する(検索要件)
- 訂正・削除履歴の保持やタイムスタンプ付与などの改ざん防止措置を講じる
また、インボイス制度でも、適格請求書の確認や登録番号の保存、税率・税区分の正確な管理が必要です。これらを手作業でおこなう場合、確認工数が増えるだけでなく、入力ミスや対応漏れが発生しやすくなります。
ペーパーレス化を進めにくい
中小企業では、日々の業務対応を優先せざるを得ず、経費精算のペーパーレス化まで手が回らないケースも少なくありません。紙の領収書運用が続くと、回収・保管・検索に手間がかかります。
また、紙書類は社内共有しづらく、承認待ちや確認作業の遅れが発生するケースもあります。必要書類を探す時間が増え、経理業務全体の生産性低下を招くこともあるでしょう。こうした課題を解消するには、スマホ申請や電子保存に対応した仕組みづくりが重要です。
承認フローが属人化している
中小企業では、経費精算の承認フローが明文化されておらず、特定の管理職や担当者の判断に依存しているケースも多く見られます。承認者が不在の場合、申請が滞留しやすくなる点が課題です。
また、案件ごとに判断基準が異なると、差し戻しや再申請が増え、処理スピードも低下します。申請者側の不満に発展することもあるでしょう。
承認ルールや代理承認者を明確にしておくことで、属人化の解消と業務の安定運用が期待できます。
中小企業が経費精算システムを導入するメリット

中小企業が経費精算システムを導入すると、限られた人員でも経費業務を効率的に回しやすくなります。入力作業や確認作業を減らせるため、担当者負担の軽減も期待できます。
主なメリットは以下の3つです。
1. 入力ミスや添付漏れを防げる
経費精算システムを導入すると、入力チェックや必須項目設定により、申請時のミスを未然に防ぎやすくなります。金額誤入力や勘定科目の選択ミスを減らせる点がメリットです。
また、領収書の添付漏れや提出忘れも防止しやすくなります。書類や申請データをデジタル管理できるため、紛失リスクの低減にもつながるでしょう。
2. 経理担当者の負担を軽減できる
経費精算システムを導入すれば、申請内容の確認や差し戻し対応の負担を軽減できます。不備がある場合は申請時点でアラート表示されるため、修正依頼の手間も減らせます。
その結果、経理担当者は確認作業に追われにくくなり、月次決算や管理業務など本来注力すべき業務に時間を充てやすくなるでしょう。導入企業の約7割が業務時間短縮を実感したという調査もあります。
ピー・シー・エー株式会社が実施した調査(従業員数50名〜500名の企業の経理担当者107名が対象)によると、経費精算システムを導入した企業の約7割が紙での運用と比較して業務時間の短縮を実感しています。
出典:【経費精算システムに関する実態調査】導入企業の約7割が「業務時間短縮」を実感!導入の背景、「紙の領収書の保管場所の限界」や「承認者の押印取得に時間がかかった」など|PRTIMES
不正申請を防止して内部統制を強化できる
経費精算システムは、不正申請の抑止や内部統制の強化にも有効です。ルールに合わない申請を自動検知し、アラート表示できるため、ミスや不正に早く気づきやすくなります。
また、承認履歴や申請履歴がデータで残るため、後から確認しやすい点もメリットです。透明性の高い経費管理体制を整えたい中小企業にも適しています。
中小企業向けの経費精算システムを選ぶ際のポイント

中小企業が経費精算システムを選ぶ際は、料金の安さだけでなく、自社の規模や運用体制に合っているかを確認することが重要です。導入後に「使いにくい」「想定よりコストがかかる」などのミスマッチを防ぐためにも、事前に比較ポイントを整理しておきましょう。
特に確認したいポイントは、以下の5つです。
自社の従業員規模と最低契約人数が合っているか
経費精算システムは、製品ごとに最低契約人数や最低利用料金が異なります。従業員数が少ない企業では、この条件がコスト負担に直結するため注意が必要です。
10名単位での契約が必要な製品もあれば、1名から利用できる製品もあります。現在の従業員数だけでなく、今後の増員予定も踏まえて、自社規模に合ったサービスを選びましょう。
直感的に操作できるか
中小企業向けの経費精算システムを選ぶ際は、誰でも迷わず使える操作性かどうかも重要です。操作しにくいシステムは、現場社員の入力負担や経理担当者の問い合わせ対応を増やす原因になります。
導入前には、デモや無料トライアルを活用し、実際の画面や操作感を確認しましょう。特に、領収書アップロードや交通費申請など日常的に使う機能がスムーズに使えるかを確認することが大切です。
スマホから申請できるか
中小企業では、営業職や現場スタッフなど外出の多い従業員がいるケースも少なくありません。そのため、スマホから申請・承認できるかも重要な選定ポイントです。
スマホ対応のシステムであれば、領収書をその場で撮影して申請できるため、提出漏れや紛失防止になります。移動中や出張先でも承認できるため、処理スピードの向上も期待できるでしょう。また、出社せずに経費処理を完結できるため、テレワーク環境にも対応しやすくなります。
会計システムや給与計算システムと連携できるか
経費精算システムを選ぶ際は、既存の会計システムや給与計算システムと連携できるかも確認しましょう。連携機能があれば、経費データを自動で取り込めるため、手入力による二重作業を減らせます。
転記ミスの防止や経理担当者の作業時間削減にもつながり、月次処理の効率化にも有効です。現在利用しているシステムとの連携実績があるか、事前に確認しておくと安心です。
サポート体制が充実しているか
中小企業では専任のシステム担当者がいないケースも多く、導入後のサポート体制は重要です。トラブル時にすぐ相談できる環境があるかを確認しておきましょう。
電話・チャット・メール対応の有無に加え、FAQや操作マニュアルが充実しているかも比較ポイントです。初期設定や運用開始時の支援がある製品なら、社内への定着も進めやすくなります。
中小企業向けの経費精算システムでよくある質問

ここでは、中小企業向けの経費精算システムを検討する際によくある質問をまとめました。導入前の疑問解消にお役立てください。
中小企業におすすめの無料の経費精算システムはありますか?
完全無料で利用できる経費精算システムは多くありませんが、初期費用0円・月額数千円から導入できる製品は存在します。
経費BANKやinvox経費精算などは、比較的低コストで導入しやすいサービスです。まずは無料トライアルを活用し、操作性や必要機能を確認したうえで選定するのがおすすめです。
経費精算システムの導入相場はいくらですか?
経費精算システムの導入費用は、初期費用が5万〜30万円程度、月額費用は1万〜5万円程度が一般的です。1人あたりの月額費用は300〜800円程度が目安とされています。
ただし、料金は従業員数や機能数、サポート内容によって変動します。必要な機能を整理したうえで、複数社から見積もりを取って比較することが大切です。
経費精算システムの費用は以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。
関連記事:【料金比較】経費精算システムの費用相場は?選び方やおすすめ10選も紹介
中小企業向けの経費精算システムを選ぶならFaber Companyへ

中小企業では、経理担当者が他業務を兼任していることも多く、経費精算業務の負担が大きくなりやすい傾向があります。経費精算システムを導入すれば、申請・承認・仕訳処理を効率化し、ミス防止や内部統制強化も期待できます。
一方で、製品によって料金体系や使いやすさ、連携機能、サポート体制は大きく異なるため、製品を慎重に比較しなければなりません。自社に合わない製品を導入すると、現場に定着せず十分な効果を得られない可能性もあります。
そのため、従業員規模・必要機能・既存システムとの連携・運用体制を整理したうえで比較検討することが重要です。
Faber Companyでは、企業ごとの課題や予算に合わせた経費精算システム選びをサポートしています。経費精算業務を効率化したい中小企業の担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
